2013年05月13日

養子の相続と養子の代襲相続

「養子にいったあいつに相続する権利なんかないでしょ。」
そんな相談を受けることがある。
「あいつは小さい頃に養子にいってから,うちとはほとんど交流してない。しかも,養親から多額の相続をすることが決まっているんだ。」
そんなことを言われると,「確かにそうだ。」と思ってしまいそうだ。

しかし,法律的には,家庭裁判所の審判を得て実親との縁を切る「特別養子」の場合を除いては,養子にいった子であっても実親を相続する権利を持つ。

「実親と養親と二重もらいになってずるいではないか」
という意見はよくあるしよく理解できるが,法律的には,遺言がなければ,養子にいった子であってもそうでない子であっても,相続分は平等である。

そんな揉め事がおこらないように,しっかりとした遺言を作成しておきたいものである。

養子の相続では,養子も代襲相続できるのかということもたびたび問題になる。
養子が養親が亡くなる前に亡くなった場合,養子の子は養子に代わって(代襲して),養親の相続をする権利があるかという問題である。

これは,子連れ養子かどうかで結論が変わる。

子供を持つ人が養子となった場合,養親とその子供の間には法的な血縁関係は生じない。そのため,その子供は養親の相続をする権利はないことになる。
一方,養子になった後に子供が生まれた場合,その子供は養親の法的にも孫となる。そのため,その子供は,養親の相続をする権利があることになる。

養子の相続,なかなか面倒である。



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posted by 内田清隆 at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | よくあるご質問‐相続