2010年11月04日

相続でもめないために−その2「知らない兄弟」と「愛人の子」

 弁護士として関わる相続のほとんどは,「もめている相続」である。
 そして「もめている相続」のほとんどが,相続人間でもともと信頼関係がない場合であるということに気づいた。
 
 相続人が本妻の子と愛人の子であるような場合に相続がよくもめるのは,理解できる。
 しかし,仲が悪いとまではいかなくても,長くまったく交渉がなく,もともと信頼関係のない者が相続人にいる場合には、遺産分割でもめる場合は非常に多い。
 例えば,会ったこともない異母兄弟がいる場合などが典型だ。

 被相続人と同居をしてきた相続人としては,被相続人との交渉がなかった者に相続させたくないと思うのも自然な気持ちだ。
 一方で,生前被相続人と交渉がなく状況が分からない者は,「財産を隠されているのではないか?」「自分は不利に扱われているのではないか?」と疑いの気持ちをもつ場合が多い(実際に財産を隠されている場合も少なくない)。
 そして,お互いに信頼関係ないために,一向に話合いが進まず,相続はもめるのである。

 当たり前といっては当たり前だが,もともと信頼関係がない者らが相続人となると相続はもめる。
 そのことを頭に入れて,そのような場合,ともかく慎重に手続きを行うことが重要だ。
 「すぐにハンコを押してくれるだろう」という甘い気持ちからスタートして,大変にもめてしまったケースは多い。
 注意が必要だ。

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posted by 内田清隆 at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | よくあるご質問‐相続
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